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今もどこかにあるかもしれない、いくつかの世界のことを思う

生きている間に、人は何回何かを選択するのだろう。

人生に関わる大きな選択、日々の小さな選択。

選ばれなかった選択の先に、あったかもしれない未来。

いや、あったかも、ではなくて、今もどこかにあるのでは、と、いつも思っている。

選択のたびに選択された世界と選択されなかった世界が並行して進んでいく。

最初は小さな差異が、選択を重ねるにつれて別れて、大きくなっていく。

「もしあの時、こちらを選んでいなかったら、今どんな未来になっていたのかな。」

後悔という気持ちではなくて、フラットな気持ちで、よくそんなことを考える。

「あちらの世界の私は、今頃どうしているかな。」

具体的な、あの時の選択を思い出しては、もう一つの世界にいる私のことを思う。


もし、大学受験の時に、第一志望の大学に合格していたら、もしくは、浪人という選択をしていたら。

もし、あの時、強引にでも気持ちを伝えられていたら。

もし、あの時、社内で転職せずに、そのまま大阪にいたら。

もし、今もあの習い事を続けていたら。


人生の中に、いくつもの無数の「もし」が存在する。

けれど、振り返ると全て必然だったように思えてしまう。

今の私は、この今の私しか生きられないから。

きっと、どんな選択をしても私は今の私に満足するのだと思う。

そう思うと、これらか起こるなんだって、無数の選択も、私が選ぶんだからどうなっても大丈夫だって思える。


あの時の私は今も元気にしてるかな。

うん、きっとそれはそれで楽しくやっているはず。



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